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「自分の歯を残したい」「神経を抜きたくない」と思っている方へ

 

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ご自分の歯でずっと生活を送っていただくために

神経の近くまで達してしまった深い虫歯の場合、これまでは麻酔をして神経を取ってしまう治療が一般的でした。
ところが神経を取ってしまった歯は極端にもろくなり、寿命が短くなってしまいます。

虫歯が進んでしまったができれば神経を取りたくない、自分の歯を残したい、などお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

4e2e61581eb07a490910af7671091d7c_s神経を取る前に知っておきたい!
その歯や神経、
まだ残せるかもしれません!


 

神経を取ることが歯の寿命を縮めるという事は、逆を言えばできる限り神経を取らないことが、歯を長持ちさせることにつながります。
当院では、深い虫歯でも極力神経を残すMTMセメントによる治療を行っています。

 

1.歯の神経をできるだけ残したい理由

 real-teeth001歯の中心部には、歯髄(しずい)と呼ばれる細かい血管や神経が入り込んでいる場所があります。神経を抜くということは一般的にこの歯髄を取り除くことです。

 歯髄には、神経だけではなく血管などもあり、その血管を利用して、歯に栄養を送っています。他にも、虫歯の細菌が歯の内部に侵入しようとするのを、防ぐ働きなどもあります。

1-1.歯の神経を取るとどうなる?

歯がもろくなる
歯髄の中の細かい血管も一緒に取ることになるので、当然歯に栄養が行き届かなくなります。すると歯は枯れ木のようにもろくなって寿命も縮まります。固い物を噛んだ時に割れてしまう事もあります。

歯の色が変色する
神経をとってしまうとその歯は死んでしまうので、新陳代謝が無くなります。残った古い組織はやがて黒く変色するため、歯も黒ずんでゆきます。

再び痛くなることがある
神経を抜いた後の空間が感染をおこすと、数年が経ってから腫れや痛みを起こすリスクが残ります。また、根の先に膿の袋を作り、蓄膿症や口臭の原因になることがあります。

治療が長くかかり、費用もかかる
再感染しないように回数をかけてしっかり治療する必要があるため、治療回数も多く、期間も長くなります。

また、元の歯と同じような色や形にするには費用がたくさんかかります。 

 

1-2.なぜ歯の神経を取るの?

激痛のために神経を抜く事も…

激痛のために神経を抜く事も…

 一般的に歯の寿命を考えるとメリットよりもデメリットの方が多くなります。それでも神経を抜くほうが良いと判断することがあります。

歯に激痛がある
歯の神経にまでむし歯が進むと、激痛があります。このような時は麻酔も効きにくく、治療が過酷になります。神経を抜かなければ痛みはなくなりません。

歯の根から膿が出ている
根の先から膿が出ていると、神経の一部または全部が死んでしまっているので、神経を抜いて歯の内部の空間を消毒します。

病気の進行を止める
神経がある部分は歯の内部の通路の役割もするため、虫歯の細菌が歯の内部に進行し、その先の根の先の骨まで侵してしまうのを防ぐことができます。  

 

2.最新の治療法「MTAセメント」

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MTAセメントは直接、歯の神経を保護できるなど歯の最新の治療法です。すべての歯を治せる魔法の薬ではありませんが、多くの治療で効果を発揮しています。

2-1.MTAセメントとは

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神経近くまで及ぶ深いむし歯を取った後。

MTAセメントは1993年にアメリカで開発された歯科用のセメントで、細菌を殺菌したり、歯を再生させたり、穴の空いた歯の部分を埋めたりすることのできる新しい薬です。日本では2007年に歯の神経の保護剤として薬事許可されました。

深い虫歯をきちんと取りきると、神経に近くなったり神経の一部が出てしまう事があります。MTAで保護することで神経の保護・保存を行い、神経を残すことができます。 

 

2-2.MTAセメントの特徴

MTAの特性を生かして治療を行います。

MTAの特性を生かして治療を行います。

MTAセメントは強いアルカリ性があり、細菌を殺菌する作用が高いです。また通常のセメントが固まると固まると縮小し、時間の経過とともに隙間ができるのに対し、MTAセメントは少し、膨らむという特性があります。これによって細菌が繁殖する隙間をなくすことができます。

 

2-3.MTAセメントに適しないむし歯

MTAは万能薬ではありません。
虫歯の状態によってはMTAを使用しても痛みや違和感が残る事があり、100%歯が保存できるわけではありませんが、治療を行う前に精密な検査・診断を行い、MTAが使用できるかどうか丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。

2-4.MTAセメントの費用

MTAセメントは、神経を保護する薬として認可されていますが、残念ながら保険診療内の治療薬剤とは認められていません。使用する時は保険診療外となるため、材料そのもののみならず、その部位の治療自体が全額自己負担となってしまうのが現状です。またMTAセメントはその材料自体が非常に高額なのです。

従いまして、当院ではMTAセメントによる治療については1歯あたり3万円を頂戴しています。

 

3.まとめ

神経を取ることなく治療しました。

神経を取ることなく治療しました。

 過去のケースを振り返っても、やはり神経の無い歯は寿命が短いと言えます。

患者様ご自身で丁寧に歯磨きをし、歯科医院でのメンテナンスやプロケアを受けていても、神経の無い歯は抜歯になる可能性がとても高いのです。

神経を残すのはとてもデリケートな治療ですから、成功率の高い治療をお勧めしています。もちろんすべての歯に適用できるわけでは無いし、必ず成功するということではないですが、成功すれば寿命は何倍にもなります。

残念ながら現在のところ保険診療が認められておらず高額になってしまいますが、神経を失った歯はいずれ黒く変色し脆くなってゆきますので、将来自然に近い見た目の被せ物を作る事になれば、かえって高額な費用がかかかることもあります。

なによりも、より自分の歯に近い状態で天然の歯のまま保存できることが一番だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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