むし歯に関するQ&A
目次
Q 歯が黒くなっているのですが、これってむし歯?
お口の中を拝見しないと正確には分かりません。むし歯の場合もありますが着色しているだけという事もあります。また初期段階の虫歯には痛みもなく、経験豊富なドクターでも判別しにくいことがあります。
当院ではレントゲンだけではなく、顕微鏡やダイアグノデントレーザーを併用し多角的に診断しています。ダイアグノデントレーザーを使用することでは、従来発見が困難だった小さなむし歯を早期発見することにもつながります。
Q 先日まで痛みがあったのですが、今は痛くありません。
初期段階のむし歯は痛みがなく、むし歯が歯の表面のエナメル質の内側、象牙質まで進行することでようやく痛みが現れます。通常ここまで進行したむし歯が自然に治癒することはありません。
体調や口腔内の環境、神経が死んでしまった場合など、様々な理由で痛みの状況は変化します。そのまま放置する抜歯になったり、ほかの歯や全身へ悪い影響を及ぼすこともあります。
痛みがなくなっても油断せずに早めに受診してください。
Q 子供は学校から紙をもらった時だけ受診すれば大丈夫?
ほとんどの場合学校検診は年に1度ですが、一般的には歯科検診は3か月~6か月に1度、むし歯リスクの高い方はもう少し短い間隔でお口の中をチェックすることをお勧めしています。
なぜならむし歯や歯周病といったお口の病気は重症化するスピードがとても速いからです。特に乳歯から永久歯に生え変わり、大人の歯並びへと変化していく時期は、将来の歯の健康状態を左右するとても大切な時期です。
思春期は体が大きく変化する時期ですが、同様にお口の中も大きな変化が起こります。当院では親御さんの手が完全に離れる前に定期検診の習慣をつけることをお勧めしています。